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ウェルカム・ドールハウスのmareのレビュー・感想・評価

ウェルカム・ドールハウス(1995年製作の映画)
3.0
学校ではいじめられ、家庭では優秀な兄と寵愛される妹に挟まれる散々な日々をおくる思春期の闇。ヘイトの溜まるストーリーだが、どこかカラッとしたインディー味があり、思わぬ方向から陰キャの可能性や逃げ道を感じさせてくれる一本。スクールカーストもの特有の悪いやつが痛い目に遭う痛快な展開もあれば、ソロンズの歪んだ視点から描かれるありえない男女の交流が炸裂し、気持ち悪さと不快感に負けないほどのユーモアがある。ツイてないことばかりだがティーンエイジャーの過ちをコメディとして昇華してくれる作風がある意味救いなのではと感じさせられる。
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