くるぶし

ハルフウェイのくるぶしのレビュー・感想・評価

ハルフウェイ(2008年製作の映画)
2.9
当時、勢いのあった若手有望株の北乃きい+岡田将生が、どこにでもいる、どこにでもある進路と恋に悩む高校生を“等身大”で演じた青春ラブストーリー。

等身大、は良い言い方をしました。
本作は脚本と監督を務める北川悦吏子が、主演のふたりにほぼアドリブで演技をさせています。それがまぁ自然ではあるのですが、ストーリーも映像もふんわりしすぎてしまう結果に。
プロデューサーを務めている岩井俊二は、自身が撮る作品で主人公に若い俳優をキャスティングし、瑞々しさや相乗効果を上手く引き出していましたが、それを素人にやらせてはいけないでしょう…。

「BANDAGE」からおろされてしまった成宮寛貴がちょっぴりいい役ででているのが、裏を深読みしすぎてしょっぱい気持ちになりました…。

あと北乃きいちゃんは、昔インタビューをしたことがあって、役の印象通りのパキパキした女子でした。質問に対しても即座に的確な言葉が出てきて頭の回転が早い子だなーと、その当時は感心したものですが…色々あるよね、うん。
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