YAZ

やくざの詩のYAZのレビュー・感想・評価

やくざの詩(1960年製作の映画)
3.8
ピアニストで医者の小林旭観る
共演 芦川いづみ

左利きの男に恋人を殺された男
の復讐話
犯人視点で観るとペシミズム溢れ
たドラマでなかなか良かった

旭のエピソードは置いといて

戦中戦後の体験を引き摺った男達
の話でもあって犯人が左利きになって
しまった事故もその一つであります。
戦後ドサクサで起きてしまった事故
の原因は自分だと責め続ける犯人の兄

犯人の情婦南田洋子も良かった
彼女も別の不幸な過去持っていて犯人の
周りにはそういった人達が集まり結局は
負の世界から抜け切れないでまた別な
不幸が起きる

いづみ様看護師で
彼女の父がヤクザ者の面倒見る開業医で
旭と関わりいづみ様も何となく関わるが
どちらか言うと置いといても良い組の
一人かもしれません
この父も戦中に受けた心の傷背負った男

旭もいづみ様も身近な人失ってる訳です
があくまでも前向いてる。
過去から逃れられない者たちとは違った
メンタルな二人ですがドラマとしてはそ
うでない敗北者たちに惹かれますね

監督 舛田利雄
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