【隠れた傑作⁉︎シリーズNo.25】
《ド・ゴール暗殺計画をひっさげてジャッカルがやってくる!》
1960年代のフランスを舞台に、
ド・ゴール大統領暗殺のために雇われたプロの殺し屋ジャッカルとフランス警察との水面下の闘いを描く。初鑑賞。
映画史上、最も美しいスナイパー
”ジャッカル〟
スナイパーの無骨なイメージとはかけ離れた細身で華奢な男。やること全てが華麗でスマート。
入念な準備と変幻自在で、狙った獲物は確実に仕留める。これぞプロというべき彼の姿に舌を巻く…
そして、彼を追うフランス警察・ルベル警視の仕事ぶりもすごい!寝る間も惜しみ、全てを注いだ粘り強い執拗な追跡がこの物語を盛り上げる。
暗殺のプロvs追跡のプロという構図、双方のストイックさ、そして息詰まる展開に観る者の目を釘付けにしてしまう。
観る者の願望に応えてくれる丁寧な脚本、ドキュメンタリータッチの演出… 見応え十分だ!
クライマックスの緊迫感は、これぞサスペンス!
映画通には有名だから、隠れた傑作というより名作レベルの逸品。
些細なことだけど、フランスが舞台なのに英語なのがどうしても違和感が…(苦笑)
フランス語だったら、この作品の雰囲気がより洗練されていただろう…
こんな素晴らしい映画に出会えると、未だ観てない名作がまだまだあるんだと胸が躍る。
ホント、映画って奥深い!