CRY

ブライトン・ロックのCRYのレビュー・感想・評価

ブライトン・ロック(2010年製作の映画)
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甲斐バンドの名曲「ブライトン・ロック」に影響を与えたようなので、高校のとき原作本を買ってもらった。自分では手が届かなかった、早川書房のハードカバー、グレアム・グリーン全集の一冊。思い出の本だ。内容も好きだった。

原作とはかなり手触りが違う。映画らしく視覚に訴えるシーンが用意されただけではない。ピンキーの心の声が示されないため、ストーリーがわかりにくくなっているのではないだろうか。時代設定も変えてある。序盤を引っ張る興味深い設定が消されているし、ラストも改変されている。
グレアム・グリーンのピンキーはもっと恐いイメージ。
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