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オンリー・ザ・ロンリーの一人旅のレビュー・感想・評価

オンリー・ザ・ロンリー(1991年製作の映画)
3.0
クリス・コロンバス監督作。

ジョン・ヒューズが製作し、クリス・コロンバスが脚本と演出を手掛けた作品で、マザコン男の恋のゆくえを描いた90年代恋愛コメディの隠れた佳作です。

シカゴで母親と暮らしている警察官の独身中年男:ダニーと、葬儀屋の引っ込み思案の娘:テレサとの出逢いと恋のゆくえを描いた作品で、母親のことが頭から離れないマザコン男の不器用な恋がユーモラスに語られていきます。

マザコン男の母親からの精神的な自立と大切な人と歩む新たな人生の第一歩を描いた風変わりな恋愛コメディで、主演のコメディアン:ジョン・キャンディが恋人と母親の狭間で揺れる巨体のマザコン男を軽妙に演じています。また、口の悪い頑固者の母親を往年の名女優:モーリン・オハラが芸達者に演じていますし、『その男ゾルバ』(1964)でも陽気なギリシャ人を演じた名優アンソニー・クインが主人公の母親に恋焦がれる隣人のギリシャ男を演じています。
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