ミラーズ

あばれ騎士道のミラーズのレビュー・感想・評価

あばれ騎士道(1965年製作の映画)
5.0
錠さん&哲兄さん兄弟の大暴れ。

渡哲也のデビュー作品。

偽名で世界のオートレースに出場して賞金を稼ぐ宍戸錠が、5年ぶりに帰国すると、賭けレースを目論む組織に脅迫される。
実弟の渡哲也は、ライバルのレーサーに。弟と組織の罠を避けた、錠は行方不明の刑事の父親が、組織に殺された事を知り弟と立ち向かう。

輪郭がふっくらしてきたが、動きはキビキビの錠さんと、出演クレジットに(新人)の表記がある若干硬さのある台詞回しの哲兄さん。

前半はコメディタッチだが、父親の絡み部分は、やけにシリアスで、違う映画みたいだ。

クライマックスの錠&哲也率いるカミナリ族と犯罪組織の砂浜での銃撃とバイクアクションなども見どころ。
無い物ねだりだがもう少しアクションに捻りがあるとなお良しだが。

哲兄さんの恋人の兄貴が、実は犯罪組織の幹部だったり、東京と銚子海岸の距離感が、いい加減だったり、そのドラマいる?の場面や監禁されても、あっさり脱出したりなどのお話や脚本に、ツッコミどころ満載だが、撮影やロケーションは、しっかり出来ているので、楽しめました。

神保町シアターの渡哲也特集にて鑑賞。