オーウェン

脱出のオーウェンのレビュー・感想・評価

脱出(1972年製作の映画)
3.6
ダム建設のため埋まる予定の渓谷を、都会から来た4人の男たちがカヌーで下るためやってくる。
田舎を小ばかにしたような言動ではしゃいでいたが、現地の人間に因縁を付けられ一転して窮地に。

脱出とはつまりこういうことなのだが、人間窮地になると本性が出る。
強硬派だったり穏健派だったり。

度々議論するシーンが出てくるが、民主主義なので当然多数決。
だがその決断には引っ掛かりが残り、結局人間は良い悪いの単純では収まらない。

4人の中ではやはりジョン・ヴォイトの葛藤が一際目立つ。
心に平穏が訪れることは有るのだろうか。
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