ako

憂鬱な楽園のakoのネタバレレビュー・内容・結末

憂鬱な楽園(1996年製作の映画)
-

このレビューはネタバレを含みます

ホウシャオシェン監督作品&寝ちゃう映画、と聞くと、眠くなる映画なんじゃなくて寝ちゃう映画なんだろうなあ、と想像してたのだけど、その感覚で観たら、眠くはなるけど寝ちゃうことはないという逆の体験ができました。

個人的には台北の街を観たいなあと思ってたのだけど、わりと屋内シーンが多いのと、車とか列車で、移動する先は郊外だし、ちょっと荒んでる若者たちの話だからあんまり素敵な台北が観られるという作品ではなかったのだけど、オープニングとか、長めの調理シーンとか、エコー強めのカラオケシーンとか、車内で流れてるポップな音楽とか、生活音として音楽がある感じが印象的で、とてもリアルな感じがとても良かったです。
なんとなく、同じアジア繋がりで、遠い昔に観た「欲望の翼」を思い出して、南国の明るい景色の中であまり明るくない話が展開する映画が私はわりと好きだなと思ってたら、「欲望の翼」がデジタルリマスターで劇場で公開するみたいで、久しぶりにちょっと観たくなってます。
ako

ako