湯っ子

憂鬱な楽園の湯っ子のレビュー・感想・評価

憂鬱な楽園(1996年製作の映画)
4.0
退屈さもあるし、ギャハハ面白いって感じでは絶対にないんだけど好きだった。電車や車やバイクに乗っている感覚にだらりと身を委ねると、すごく心地いい。山道のバイクシーンは、青々した木々の匂いやしめった風が感じられて気持ち良すぎる。カッコいいんだかダサいんだかよくわからない、そしてそんな塩梅が最高な音楽も良い。
バイクでドカーン!と爆発するのがアメリカンニューシネマなら、台湾ニューシネマはこれだぜ!って感じなのかな?あのラストすごい好き。
ビー・ガンの「凱里ブルース」はここから生まれたんだなぁ。
湯っ子

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