月の狼

荒野のストレンジャーの月の狼のレビュー・感想・評価

荒野のストレンジャー(1972年製作の映画)
3.0
23年132作目。

当時の切れ味のあるタッチとニューシネマっぽさのある演出。
流れ者が鉄槌を下すオールドスタイルは嫌いじゃない。

「好きにして良い」と言われ
衣食住すべてを思うがままに過ごし、
挙句の果てには町の家全てを真っ赤に塗る。
この町でこれから過ごさせないようにしているかのようだった。

町の人全員に暗い過去があり、
その過去を思い出させようとも思える主人公の行動。
「これでチャラにしてやる」と言っているかのようだった。

西部劇に超自然的な要素を含ませた
意欲作なのは感じるものの、
表面上の部分でしか汲み取れない私には
イマイチ盛り上がりに欠ける作品に感じた。
月の狼

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