ヤスマサ

荒野のストレンジャーのヤスマサのレビュー・感想・評価

荒野のストレンジャー(1972年製作の映画)
3.5
街の護衛を依頼された流れ者(クリント・イーストウッド)は、依頼を引き受けるものの街を困惑させる行動を続け、本当の目的を果たす話し。

イーストウッド監督の2作目。
単なる西部劇とは、少々趣が異なり、超自然的要素が含まれる。
突然現れた名前の無い(…のは意味があるのだが)謎の男は、奔放で身勝手な振る舞いに、悪者のように見える。
しかしやがて、謎の男の真の目的がのぞき始めると、これが復讐劇であることが分かる。
映画の終盤、無法者たちが街へ仕返しにやってくると、謎の男の正体が判明するが、誰もが信じられない男の存在に、この話の面白いところがある。
余談だが、後に「ペイルライダー」が制作されるが、この映画で消化不良だった面を、分かりやすく作り直したのではないだろうか。
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