下郎の首の作品情報・感想・評価(ネタバレなし) - 3ページ目

『下郎の首』に投稿された感想・評価

「Get up!立て!」

土手を駆け上がって野次馬に「読んでくれ」とせがむシーンとか素晴らしいよね。
半兵衛

半兵衛の感想・評価

5.0

冒頭の現代の風景を捉えたシーンの長回しが1955年とは思えないくらい複雑なカメラワークを駆使していて一気に映画の世界に引き込まれ、以降も要所要所で巧みな撮影テクニックが使用されているのに驚かされる。…

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冒頭で悲劇であることが示唆されるけど、大半はユーモラス。それが悲劇につながるからやりきれない。

田崎潤は素朴で実直な下郎役がとても似合っているので、余計に…。

葛藤する片山明彦の方が普通の人っぽ…

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たかや

たかやの感想・評価

4.5

凄い映画だが底無しに暗い。
敵討ちを支えるはずが、敵になってしまった下郎のお話。

まず、顔に9つのほくろがあるということと、指を1本失っているという特徴だけで顔も知らないのに敵討ちをするという説明…

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人生とんぼ返りを見たような叙情の押し切り的パワー。カッコよさを排除した殺陣。ちょっと期待し過ぎたか

凄すぎ。正直タルいとこもあるがとんでもない日本映画の傑作。俺、日本人に生まれてよかったと思ったよ。
奴の足が痺れて動けない描写がくどいのがおもろ過ぎた。バタバタ動きすぎ。それに悲劇の転機となる仇討ち…

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白紙のとこで結城の迷いと自分が一体化しちゃって一気に引き込まれる!
TsutomuZ

TsutomuZの感想・評価

4.5
時代劇で最も悲しい殺陣ではないか?

「忠次旅日記」でチャンバラを悲劇に、人間を描く芸術に昇華させた伊藤大輔監督による、真の時代劇。
白紙を映したままの独白に脱帽。田崎潤が聴衆に手紙を読んでもらうようにせがむとこで号泣した。

"河"という境界線の残酷さ…
☆☆☆☆★

やっぱり伊藤大輔は凄い!

純粋な人間に振り返る悲劇を撮ったなら、右に出る者は居ないのでは…と思わされてしまう。

2018年2月15日 国立近代美術館フィルムセンター大ホール

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