下郎の首の作品情報・感想・評価(ネタバレなし) - 4ページ目

『下郎の首』に投稿された感想・評価

鳥籠の中の女と橋の下の下郎。

脚の悪い男のルックやドタバタすぎるホクロ男との立ち回りが剽軽で良い。
ラストの手紙の字を読ませる下りは「乱れる」のラストを思い出させる悲痛。最初は下郎の失敗を庇う若主…

>>続きを読む

西洋人が100年かかっても到達できない下僕の美学 伊藤大輔「下郎の首」

駕篭 ヒバリ 鍵 扉 笛 奴 槍踊 投銭 そして地蔵の辻等々眩いばかりの「映画的」小道具の宝庫です。
路のアングルなどアッバ…

>>続きを読む

下郎・田崎潤と片山明彦の関係が、大戦中の日本兵と軍司令部のメタファーに思えたんですけどイージー過ぎますかね? 戦前の自身作『下郎』(未観)を戦後にリメイクしたのもそこに狙いがあったのかなと。

しつ…

>>続きを読む
myg

mygの感想・評価

3.5
面白いけど、わたしの好きな不条理とはちょっと違う。しつこい正座痺れやなぶられ様の末に若様が嘲笑されて、やっとスッとする感じ。吐露がなーまともすぎてー
モチ

モチの感想・評価

3.8
特別に美人でも何でもない瑳峨三智子が放つ色気にやられる。山田五十鈴の娘なのか!?
rico

ricoの感想・評価

5.0
傑作。
時代劇だと思ってみ始めた途端、電車が走ってて吃驚した。
傑作。
『切腹』『仇討』みたいな不条理系の中でも一番好き。下郎を売る手紙を字の読めない下郎自身に届けさせる残酷さ。地獄。最高。

あなたにおすすめの記事