糖質亭砂糖金平

下郎の首の糖質亭砂糖金平のレビュー・感想・評価

下郎の首(1955年製作の映画)
4.5
鳥籠の中の女と橋の下の下郎。

脚の悪い男のルックやドタバタすぎるホクロ男との立ち回りが剽軽で良い。
ラストの手紙の字を読ませる下りは「乱れる」のラストを思い出させる悲痛。最初は下郎の失敗を庇う若主。日本の主従関係の脆さを感じる。暗い傑作。

「西鶴一代女」の撮影の平野好美が撮影に入っていて、ずっと見たかった。やっと見れた。