このレビューはネタバレを含みます
好きか嫌いかでいうと好きではない映画だが、確実に見所はあった
水を美しく撮ることはたぶんこの映画の撮影のテーマになっていて、多くの場面転換で川や水たまりなどの自然の風景が使われていた
そのどれもが…
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不自由さ(文盲、足の痺れ、忠誠、籠の鳥)をめぐる悲劇。裏切りに気づき初めて自由に向かってもがく田崎潤。引き延ばされた襲撃シーンはあまりに残酷。片山明彦が白紙に自問自答するのも良い。
撮影は平野好美。…
鳥籠の中の女と橋の下の下郎。
脚の悪い男のルックやドタバタすぎるホクロ男との立ち回りが剽軽で良い。
ラストの手紙の字を読ませる下りは「乱れる」のラストを思い出させる悲痛。最初は下郎の失敗を庇う若主…
西洋人が100年かかっても到達できない下僕の美学 伊藤大輔「下郎の首」
駕篭 ヒバリ 鍵 扉 笛 奴 槍踊 投銭 そして地蔵の辻等々眩いばかりの「映画的」小道具の宝庫です。
路のアングルなどアッバ…
下郎・田崎潤と片山明彦の関係が、大戦中の日本兵と軍司令部のメタファーに思えたんですけどイージー過ぎますかね? 戦前の自身作『下郎』(未観)を戦後にリメイクしたのもそこに狙いがあったのかなと。
しつ…