夫がケガして車椅子になりました、となれば欧米や日本なら妻が働いて支えます…となるのでしょうが、内モンゴルにおいては金持ちの男と再婚しましょう、となる。
羊を何頭も追い、砂漠の中の井戸からラクダで水を運ぶ生活を見るとそれはものすごく現実的なことに思えます。
しかしトゥヤーは、再婚したいが、再婚した後も車椅子の夫の世話をしたいと申し出ます。モンゴルのスカーレット・ヨハンソンほど美人で働き者のトゥヤーには見合い相手はたくさん現れますが…
近所の男の嫁は他の男とすぐに駆け落ちしてしまう女で彼女と対照的に描かれている。
この監督の『再会の食卓』も夫婦＋前の夫の話でした。生きることの前には愛などという言葉もさまざまです。
