吉良吉影

トレインスポッティングの吉良吉影のネタバレレビュー・内容・結末

トレインスポッティング(1996年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

部屋やトイレ、総じて汚い映画。個人的にB級映画のように感じたが、なぜこんなに知名度があるのか気になる。
面白いシーンが2つ。
一つ目は便器に顔を突っ込むシーン。「こんな汚いトイレ見たことないし、突っ込んだ!」と思ったら、そこにずるずる入っていくのは流石に声が出た(笑)
2つ目はドリップ状態に陥ったレントンが、自分の部屋に閉じ込められて幻覚を見るシーン。まるで部屋の奥行きが伸びていくかのようなドリーズームショット。布団の中に現るベグビーや壁をそろりと移動するトミー。クイズ番組が始まると思うと、恐ろしい赤ん坊が天井から這ってくる。一つ一つの演出がとてもこだわりを感じて良かった。
イギリスっぽいエレクトロニックミュージックが映画をスピーディーにさせる役割を果たしていた。
とてもスタイリッシュな作品でイギリスのドラッグ事情、音楽やスポーツ、時代背景も学べる大人な教材である。
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