スクリーン2番

トレインスポッティングのスクリーン2番のネタバレレビュー・内容・結末

トレインスポッティング(1996年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

鉄道マニアには失礼だがタイトルの意味は「時間を無駄にすること」。つまり鉄オタが列車を観る行為の様に意味のない時間ということ。ジャンキーな若者達の意味のない時間を写したセックス!ドラッグ!ロックンロール!なサブカルチャーの登竜門映画。

アニソンシンガーのオーイシマサヨシがピザラジオという番組で「時計じかけのオレンジ」と「トレイン・スポッティング」を観ていないバンドマンはモグリだ!と言っていたので、音楽業界はよく知らないけどドラッグカルチャーを描いた若干シュールな映画ってのがどの層に刺さるのか観て少し理解した。

若者が駆け抜ける映画なのでもちろん若い人に観てほしい。高校生とか大学生とか少しワルに憧れる年代に観て文化とかファッションとか影響を受けてほしいと思う。もちろん薬物はダメだけど。
でもワルに憧れる若者に観てほしいけど、主人公のレントン自身はそこまでワルになりきれていない、結局周りの仲間達とは少し根っこが違う所に生えてる常識人。
本気で人生やり直そうと思ったなら、あそこで金を奪らずに仲間の前から姿を消すべきだった。最善が何か分からない、若さ故では収まらない犯罪青春映画。