新装開場したテアトル梅田で鑑賞。
以前序盤まで見たけれど何処かのタイミングにとっておこうと思っていたから劇場で見る事が出来てとても嬉しい。
まずもってトリップ表現は非常に観ていて惹き込まれた。序盤の身体が便器に飲み込まれるシーンから映画内での独白もそうだけれど全てレントンの主観という点が面白い。
まるで彼の五感を共有しているかの様な映画体験で、尚のこと劇場の音響やスクリーンで観ることが出来てよかった。
ドラッグを中心とした映画だが、あくまでそれは舞台装置の様に思う。
結局は私たちと同じパートナーの不在、人生への焦燥、信じられるものの居ない孤独を内包している一人の青年の物語で、日本にも身近にドラッグがあるとこうなってしまう人も少なく無いだろうと思う。
僕だって例外じゃない。