おさつ

ユンボギの日記のおさつのレビュー・感想・評価

ユンボギの日記(1965年製作の映画)
3.0
“イ•ユンボギ 君は10歳の少年”

朗読に繰り返し織り込まれる台詞だ。

10歳の子どもの生の言葉なんだなと胸を打つ。
当時、ユンボギのような境遇の子どもが沢山いたことは間違いない。
ユンボギは日記を通じて、その胸中を渦めく苦悩や葛藤を後世に残した。
それは多くの幼い子どもたちの想いを代弁したことだろう。

大島監督撮影のスチール写真とともに、当時の韓国の事情を汲む一助となる作品。
おさつ

おさつ