コメディでありサスペンスであり人間ドラマであり、とにかくバランスも良いしセンスも好きだ。
親父がラストシーンでビッチ風処女と話してる時のケビンスペイシーの芝居が良い。
我が娘の近況を聞いた時の反応は本当に落ち着いた父親そのもので、あなたは幸せかと問われた時の穏やかな表情、自分に向き合い充実を噛み締める。
オーバーなリアクションばかり目につくアメリカ映画および文化にして、これほど微細な芝居が楽しめるのは、純粋に嬉しい。
またアメリカ映画における銃での殺人はあまりにも当たり前だが、これほどショックに思った事もあまりない。