ジョン・フォード監督作品を観よう!④
1918年のフランス、第一次世界大戦に参戦するアメリカ軍の話。
製作は1952年なので戦意発揚ではないですよね。どうなんだろう。
戦線の手前とある街での大尉と軍曹と酒場の娘との三角関係がコミカルに描かれつつ、途中の・・
「何が栄光だ!!」
というセリフにとても強いメッセージを感じた。
また爆撃を受けて軍曹は負傷するが、ふくらはぎを弾が貫通したと、それも骨はそれていると喜ぶのだ。面倒くさい接待の日に急な出張入っちゃった!行かなくてセーフみたいな感じ。
やや枯れてはいるものの、「わが谷は緑なりき」の炭鉱の男たちと、この戦場の男たちは被って見えるなあ。現場で駒のように扱われる怒りと、それでも闘う男の頑強さ!