ふわふわ

ウィッカーマンのふわふわのレビュー・感想・評価

ウィッカーマン(1973年製作の映画)
3.6
『ミッドサマーの元ネタ』
皆さんのレビューを調べてみるとこんな言葉が飛び交っていました。
ふむふむ、なるほど。
と思いつつ『ミッドサマー』は観たことない不届物です…

『ウィッカーマン』は実を言うと存在は知っていてRPGの真女神転生をやっていた時に敵として出てきていました。
ハリボテ感があって、なんでこんな造形?って調べたら、『生贄を閉じ込めて焼いた木組みの大きな人型』だそうで。
『ミッドサマー』の前にまずはこちらを。

最初は警察官と同じで下品な歌に面食らう。
綺麗なメロディに騙されるが歌詞が最悪。
酒場の娘の挑発ダーンスがセクシーさZEROっていうか変。
それに対応する童貞警察官のムラムラ具合がオモロ…ミュージカルかよ。
裸で火を飛び越えたり、不可思議な言動に嫌悪感が増していく。
お菓子屋さんのでっかいあめ玉みたいなのになんか懐かしさを感じる。
蛙は本物っぽく虐待では?と可哀想になる…酷いよ…
言葉が通じているのに通じていない、虚しさと無力感にしだいにクラクラしてきた…

幼い時から教育されていたら疑う余地もないだろう。洗脳の恐怖。
村人から見れば警察官は異教徒だし、警察官から見れば村人は異教徒だ。
警察官の最後の言葉が忘れられないな。
宗教とは?なんだろうと考えてしまう。
『自分達の利益の為に他宗教の人の生命を弄ぶ』
そこには嫌悪感と不快感しかない。

昔の映像の本気度が凄い。
ウィッカーマンの造形が可愛くも恐ろしい。
ミステリー部分もあってよく出来てる映画だなと思うけどやっぱり気持ち悪いよ。
すっかりHPゲージが赤くなってしまい、『ミッドサマー』を観る気が無くなりました…
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