デニロ

キー・ラーゴのデニロのレビュー・感想・評価

キー・ラーゴ(1948年製作の映画)
3.0
1980年代にレンタルで観た記録がある。ストーリーなど忘却の彼方。多分全然面白く感じなかっただろうと思う。

1948年製作。脚本リチャード・ブルックス。監督は脚本にも名を連ねるジョン・ヒューストン。フロリダのキー・ラーゴという島の小さなホテルでの嵐の一夜の話。復員兵ハンフリー・ボガート、彼の戦死した同僚の父親ライオネル・バリモア、未亡人ローレン・バコール、ギャングの頭目エドワード・G・ロビンソン、その情婦クレア・トレヴァ―他の会話が延々と続く。ギャングの頭目が何でこんなところにいるのか、というのがサスペンスなのだが、ひたすらホテルの中で喋り続けているので、観ているわたしは叫びたくなる。『脱出』の直後に観たためか単調に感じる。

ローレン・バコールは少しくたびれた感じの若き未亡人役なのだが全く似合わない。車椅子生活の義父の為にこの島を去れないという設定なのだろうけれど、そんな情け深い女には見えないのです

さて、何故に動きがないかというと、原作がマクスウェル・アンダーソンの戯曲でした。シネマヴェーラ渋谷「ハンフリー・ボガート特集 ボギーのいた時代」での一篇。
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