馬に乗りハイウェイに出てきた老人が弁護士に過去を語る。それは１９７８年、ビリー・ザ・キッド（エミリオ・エステベス）が仲間のドク（キーファー・サザーランド）やチャベス（ルー・ダイアモンド・フィリップス）と再会し、保安官となった旧友パット・ギャレット（ウィリアム・ピーターセン）に追い詰められていく話だった。
前作に続き、味のある西部劇ではあったが、史実に忠実に描こうとしたからか、前作のようなドラマティックさはなく、追い詰められて仲間を失っていく暗い内容になっていた。
ビリー・ザ・キッドの足跡を追うという意味では面白いが、観客の期待どおりではなかっただろう。
それでもエミリオ・エステベス、キーファー・サザーランド、ルー・ダイアモンド・フィリップスのトリオは健在。貫禄のジェームズ・コバーンに若き日のヴィゴ・モーテンセンの姿が見られるので、再鑑賞でもそれなりに楽しめた。
