ワッツマイケル

フォーリング・ダウンのワッツマイケルのレビュー・感想・評価

フォーリング・ダウン(1993年製作の映画)
3.8
『ジョーカー』鑑賞時に思い出した作品。
真っ白のシャツと姿勢の良さが怖い。この作品に異質性を与える演出だと感じました。
ラストは印象的。悪役のバックボーンに同情させる手法の草分け的な作品ではないでしょうか。『鬼滅の刃』人気は(観てないけど)ここも大きいのかと感じます。
社会から、人の道から、最後には〇〇から落ちる。タイトルもキマってます。
日本は銃社会でないけど、こういう人間はネクタイをしてきっと身近にいる。彼はサイコパスではない。彼が壊れる過程にある鬱憤は理解できるし、"異常者"の一言で片付かない。小さい良心を感じられる社会なら彼を崩壊させなかったかもしれない。
【紹介】アメリカ社会と銃がダグラスをMAD化