たつ

フォーリング・ダウンのたつのレビュー・感想・評価

フォーリング・ダウン(1993年製作の映画)
4.5
傑作。物価は高騰し、安らぎの場所も誰かの土地、広告は誇張され、かつての店も新しい店に取って代わられてる。大量消費社会に消費者であり納税者たるマイケル・ダグラスが憤怒!

明らかに異常者だけれど、怒りの主張は正しく聞こえる。娘にプレゼントを渡したいただそれだけ。

痛快な活劇としてめちゃくちゃ芯がある。「そういうルールですので」と言えばそうなんだけれど、社会は何かおかしくないかと思わせる。

広大な土地を所有するのはゴルフ好きのオッサン。職もあまり稼げずに軍需工場をクビにされる。「国のために働いてきた俺が、なんでこんな苦渋を嘗める結果に!」
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