けーはち

ブレイドのけーはちのレビュー・感想・評価

ブレイド(1998年製作の映画)
3.8
吸血鬼なれども弱点はなし。血への渇望以外には。

胎児の時に母親を吸血鬼にされ、半吸血鬼デイ・ウォーカーこと同族殺し(吸血鬼ハンター)となった男ブレイドを描く名作伝奇アクション。

アメコミ原作の映画ながら現今のMCUなどとは違って血みどろビチャビチャだわ、吸血シーンではアン♡アン♡喘ぎ声を出しちゃったりするわ、エログロさが伝奇テイスト。

吸血鬼と言えば、青白いのが定番だが、本作の主役はこんがり黒い肌のウェズリー・スナイプス。おまけに、纏うイメージは黒黒黒。黒革のボディスーツ、ロングコートをはためかせ、グラサンのままクールにカンフー!煌めく魔除けの銀剣、手裏剣、杭!挙句の果てには秘薬で爆殺!ティーンエイジャーの男のコにグッとくる要素たっぷり!

アクションはスピーディーさ、手数より、プロレスのように一撃一撃ダメージをキッチリ見せる描写に重きを置いている様子で、ウェズリー・スナイプスに合っている感はある。

伝奇的ストーリーにありがちな、神とか悪魔レベルの過度にスケールがデカいラスボスなのに、やられ方が何とも言えないところは御愛嬌…