シリーズ最終作として、真面目にセオリー通りに作っている。舞台はパリにスケールアップ。トライアド(香港マフィア)のラスボスにマックス・フォン・シドー。ジャッキーの幼馴染のライバルとして真田広之。
バディムービーとしては1作でほぼ完結していた(水と油のふたりがぶつかり合いながらも絆を深めていく)ので、2作目3作目は、わざとらしく口喧嘩っぽいものを挟んで→仲直りみたいなパターンを繰り返すだけになっており、その意味では1作目のカタルシスには及ばない。
ただコメディの切れはいいし、パリ市内のカーチェイスも迫力あるし、ジャッキーと真田のエッフェル塔でのラストバトルは名場面。一定水準以上の映画になっているところはさすがハリウッド。
アメリカ嫌いのパリの運転手の小ネタが伏線になっているところとか、唸らされた。
そしてなにより、真田広之がかっこいい&ジャッキーと互角以上にアクション見せてくれるのが誇らしい。