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告発の行方のpauhのネタバレレビュー・内容・結末

告発の行方(1988年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

可愛いジョディ・フォスターを眺めようという軽い気持ちで鑑賞したら、内容の衝撃度も凄く、ラストの6分に1件レイプが起こっているというテロップで更に衝撃を受けました。
冒頭の何の変哲もない街中から突然満身創痍の女性が叫びながら飛び出してくる映像からインパクトが凄く、その後の質問攻めや法廷での弁護側の質問なども観ていて可哀想になり、なんでされている側なのにこんなに責められないといけないんだろうと疑問でした。
涙ながらに震えながら当時の出来事を語るジョディ・フォスターの姿に、観ているだけで胸が痛み、だからこそその後質問というなの責めるような言葉に涙を流す姿は見ていられなかったです。
ラストの実際の当時の映像は、さっきまで普通に楽しんでいたように見える男達が急変し寄って集って女性を襲っている光景が恐ろしすぎて、先程とは違う生き物を見ているようにも感じました。
最後は世間の逆風で絶望的に思えた有罪判決も無事勝ち取り、嬉しそうな二人の表情にホッとして、記事のインタビューに対し帰って犬と遊ぶと答えるジョディ・フォスターを観てさらに心が温まりました。
猛虎の謎服を着たジョディ・フォスターが観れる、心に刻むべき作品でした!
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