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告発の行方のgenarowlandsのレビュー・感想・評価

告発の行方(1988年製作の映画)
3.9
連投すみません。TLのちほど読ませていただきます。お返事も遅くてすみません。

キツいシーンがあるので、バイオレンス苦手な方は要注意。ジョディ・フォスターの演技が素晴らしく、最後まで引き込まれた。理不尽なアメリカの裁判を実話ベースで丁寧に描いている。はっきり言って、『天使の復讐』のスーザンに登場してもらいたいくらいだ。勝ち目のない弁護を受けた正義の弁護士はキャサリン。キャサリン役のケリー・マクギリスはティーンのとき、同じ酷い被害を受けている。この役を引き受けるにあたって、相当な覚悟があったに違いない。女優として毅然とした落ち着いた演技でマクギリスがまた素晴らしかった。

エンドロールで1988年当時のレイプが何分に1回起きているかが流れる。レイプ被害センターなるものの存在や、医療、警察と連携されているシステマチックな対応に、日常に起こりうる問題だとわかる。

暴行犯のみだけでなく、周りで止めずに煽った人たちも罰せられた、ワンステップ進ませた裁判だった。
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