たわーりんぐいんふぇるの

あゝ声なき友のたわーりんぐいんふぇるののレビュー・感想・評価

あゝ声なき友(1972年製作の映画)
3.6
戦後8年かけて戦死した戦友の遺書を届けるために、遺族を訪ね歩く話。
小学校の時に見たけど話は当然覚えてない。ところどころカットは覚えてる程度での再視聴。
自分には使命となり届けるが「感謝する人」「驚く人」「迷作な人」「忘れろという人」。
忘れたいのか忘れたのか、たった8年の歳月で変遷する戦争の記憶。
平成になってから、太平洋戦争を自衛の為の戦争という論調が一気に広がた。
呼応するように実際に戦争を知ってる人々が残した作品とは違い、まるで戦時中のプロパガンダのような「愛する人のために戦った」「祖国のために戦った」をテーマにした映画も多く作られるようになった。
再び戦果に巻き込まれないようにするには、どっちが正しい伝え方なんだろう。