板前をやってた故郷は東京の兵隊さん。四十度の熱を出して内地送還。部隊は全滅。戦友に託された遺書を終戦後八年かけて配達する。最初にやにやしながら見ていたけれどその後の話し方と表情でわかった。ああこれは…
>>続きを読む生きて虜囚の辱めを受くまじと教わって兵になるのだそうだ。そんな日本兵が投降すると米軍尋問官に皇軍の内実、兵備、行動、士気、意外にもよく口外するのだそうだ。生きて売国利敵の恥をさらさぬ教えが無いと、…
>>続きを読む渥美清がプロダクションまで作って製作した映画。チョット偶然が多すぎな感じ。小川真由美のエピソードは、渥美清が性的な事ありで新鮮。倍賞千恵子の米兵の死体処理と言うか今で言うところのエンバーミングは、社…
>>続きを読む復員兵の渥美清が、戦後になって戦友らの遺書を配り回る。
結果的に戦時中の傷をほじくり返すことになる、やり場のないロードムービー。
終盤の居酒屋の居心地の悪そうなこと。
「死んだような目」ってのは北…
戦争末期、渥美清が所属する部隊は南方へと転戦したのだが渥美清は病気により内地へ帰ることに、その時に部隊員たちに遺書の受け渡しを頼まれたのだった
終戦後、なんとか日本に帰ってきた渥美清は遺書の受取人…
今井正監督作品!
本作は渥美さんが長年企画を温めていたそうです。
西山民次(渥美さん)は戦地で重い病気にかかってしまい、快方に向かうが除隊を命じられる。
戦友12名の遺書を託されるが、やがて部隊…
あゝ声なき友
終戦後、戦争に対して、戦死者に対してどう向き合うか。戦死者は戦争に行ったままだが、遺族は時が経つにつれて戦争から離れなければならない。民次は遺族や自分自身に一撃を与えるべく手紙を届け続…
右足を上げてみても左足を踏み込むことすら躊躇い、運ぶ足は重くても前進しなくてはならない。
渥美清自身も役の固定観念から脱したかったのかも知れない。
それぞれの家に届けるものは単に手紙と言う紙切れ…
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