Automne

ナイルの娘のAutomneのレビュー・感想・評価

ナイルの娘(1987年製作の映画)
4.0
淡々と過ぎてゆく毎日、彼女の目の前で悲劇が起こらないことの切なさ、終わる青春、消えてゆくつながり、ネオンばかりがまばゆい。
シャオヤンの憂いを帯びた目が好き。
妹のピンを探そうとしてこらえきれず泣き出してしまう感じ、素晴らしかった。死が身内に起こっても、ケンタッキーのシフトはなくならない。ひたむきという表現が的を射ているかはさておき、彼女の毎日はそれでも着実に過ぎてゆく。孤独を抱えたままでそれでも粛々と生きてゆくこと。ウサギだけがそれを分かってくれる。良作です◎
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