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恋の睡蓮
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『恋の睡蓮』に投稿された感想・評価

数年前に観た悲恋物語

オペラの「蝶々夫人」がモチーフになっているようです。
本作はアメリカ人青年と中国人女性なのですが、戦後のアメリカ兵と沖縄の女性との関係に置き換えてもよいかと…
まぁ~とにかく切ない切ないお話です。
中国人女性の名前が’’蓮華’’という時点で、睡蓮の花の如く美しく可憐ではあるが短命であるということを示唆していたようにも思えます。
字幕を彩るように描かれたイラストの演出が可愛らしい。
幸せを運んできてくれたかに思えた海だったのだが、最後には…

運命のいたずらとして片づけるには余りにも惨すぎます…
「春のめざめ」同様、最初と最後に映し出される打ち寄せる波の映像が印象的。
ネット等で本作を調べると、主演のアンナ・メイ・ウォンと作品の映像に関して興味深いことが書かれています。
ご覧になる機会がありましたら是非☆彡

~追記~
本作とは全く関係がないのですが、私が【睡蓮】という花の存在を知ったとあるアニメ(1970年代半ばに放送)のエンディング曲があります。
歌詞からするとララバイのジャンルに入るのかもしれません。
当時なぜか毎週この曲を聴くと歌詞の内容とは裏腹に、猛烈に寂しくて不安な気持ちになりました(滅茶苦茶良い曲なのに、今でもなぞ^_^;)。
アニメのエンディング曲の中では、不動のオールタイムマイベスト。
https://youtu.be/UWzLW6cD2SM
※因みにニコニコ動画にはフルバージョンがあります※
淀川長治さんの『淀長映画館』という本がある。まだ頭の部分しか読んでないまま部屋のどこかで行方不明になってしまった。その本はこの映画の主演である中国系アメリカ人女優、アンナ・メイ・ウォンの思い出話から始まる。オールドファン(その本が出た頃のオールドファンであるから、1920年代に青春を過ごした世代ということになる)から、アンナ・メイ・ウォンのことがどうしても忘れられないという手紙を受け取ったことから始まる文章だった。

当時の日本でも大きな評判になったというこの『恋の睡蓮』も、つい最近(1980年代の中頃)まではロスト・フィルム=行方不明の映画だったそうだ。だから、淀川さんがファンからの手紙を受け取った時点ではこの映画を観る術はなく、その後その人は生きているうちにこの映画を再見するチャンスは果たしてあったのだろうか。おそらくなかったんじゃないかと悲しい思いに耽っていた。

そんな『恋の睡蓮』はいまやパブリックドメインとしてすぐネットで観ることができる。観ない手はない。淀川さんの文章を読んですぐに再生した。1922年の最初期のカラーフィルムの色彩が美しい。チャイナ服の鮮やかさはモノクロでは絶対に表現できないものだと思った。ハリウッドでカラー映画が主流になるのはさらに時が経ってからの話なので、1920年代にこの映画を運良く観ることができた人は、とりわけこの色鮮やかな服に身を包んだアンナ・メイ・ウォンの姿が目に焼き付いて離れなかったことだろう。

ところでこの映画は内容的な説明をすると、白人の東洋文化への憧れが先行した、潔く恋を諦めてくれる都合の良い若い女性の物語で、非常に陳腐なメロドラマと言わざるを得ない。流れ着いた土地で恋に落ちた中国人女性を捨てて、幼馴染と結婚し、どの面下げてか今度は夫婦で彼女と対面を果たす。男のほうは一応難しい顔をして葛藤しているような風ではあるが、まったく同情の余地はない。しかし下がり眉がかわいいアンナ・メイ・ウォンのことだけは、私も一生忘れることはないと思う。彼氏と一緒にアメリカに行けると思い込んで洋服を着てはしゃぐ場面も大変素晴らしい。やはり良い思い出は思い出のままにしておいたほうが良い。彼女の姿だけを目に焼き付け、他のことはすべて忘れてしまおうと思う。
アメリカの人はこれをどんな気持ちで見ていたのか?明らかに西洋側が悪い物語で、これを楽しんで見るようには思えない…🤔
2色テクニカラーが映えるように赤緑を基調とした美術になっていた。
幸運を連れてきた海が悲しみをもたらす悲哀。最後の沈む夕陽は自殺する蓮華の示唆か。