悪に立ち向かう心が、人をヒーローにする……
ジェームズ・ガン監督・脚本 2010年製作
主演レイン・ウィルソン、エレン・ペイジ
いやぁ、最高でしたね～。
えっ、何がって？
今日公開の「スーサイド・スクワッド」です。
もう、観たいものがしっかりと描かれていて、清々しいほどです(ˆωˆ )ﾌﾌﾌ…
なら、そのレビューを上げろ！という話ですが、ちょっと後日4DXでおかわりしようと思うので、その後でレビューしたいと思います(≧∇≦)ゞ
そんなわけで今日はジェームズ・ガン監督のオリジンとも言える「SUPER」を取り上げます。こちら、スーサイド・スクワッドの原型と言えますからね( ˘ ˘ )ｳﾝｳﾝ
さて、映画です。
オープニングから切ない(笑)
さえない主人公フランク。
ジェームズ・ガン監督は人生の底辺を生きる者にスポットを当てて描くのが好きですよね。いわゆる、イケてない者が主人公。
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のメンバーも、クイルを始め、みんな落ちこぼれの寄せ集め。
今作のフランクなんかは、もっと酷いの。
そして、「スーサイド・スクワッド」もそうなんです。だから、彼がスースクを監督するのはある意味、必然でしたね。
ヴィジランテ(自警団)ものなので「キック・アス」などにも通じるかもしれないですが、今作のフランクは全くもってキレが悪くカッコ悪い。ヒットガールのような爽快感は期待しないで。
でも、実はそこが良いんです！
あと、グロさ、やり過ぎさはスースクに匹敵！
逆に言うと、スースクはこのくらいやってますので、お覚悟を(*｀ω´)b
フランク役のレイン・ウィルソン
僕はあまり意識したことがない方ですが、色んな作品で顔は見知っていましたね。いわゆる、名バイプレイヤー。
それにしてもフランク、あのテレビ番組で、ふつう目覚めるかな？(笑)
神の啓示を受けてクリムゾンボルトとなります！
ツギハギだらけの手作りコスチューム
あんな目立つ自警団いないよね！
奥さんのサラがリブ・タイラー
今回は薬物中毒の役でしたが、それがまた良し(*^-^*)ゞﾃﾍﾍ
何をしても美しいです( ˘ ˘ )ｳﾝｳﾝ
ドラッグディーラーのジョック役ケヴィン・ベーコン
こういった役をやらせると、最高に上手い。
ケヴィンが以前演じた「狼の死刑宣告」の逆の立場だよね。
そして、クリムゾンボルトのサイドキックとなるボルティことリビー役がエレン・ペイジ
エレン・ペイジも大好きです！
本屋の店員で、最初は彼にヒーローについて色々とレクチャーしますが、後半はボルティとなり、キレまくります😆
他、ジェームズ・ガン監督作ではおなじみ、お友達マイケル・ルーカー。スースクにも出てましたね。
ずっと何食べてるの？
もうひとつおなじみショーン・ガン
こちらは弟ですから、そりゃ出ます！
でも、ちゃんと顔出ししてたのでスースクよりはいいよね。探してね、スースク( ¯−¯ )ﾌｯ
あと、ジェームズ・ガン本人も出てましたが、これも最高でした(笑)
最後にプチ音ネタ💩ｳﾝﾁｸﾝ！
今作の音楽はタイラー・ベイツ
タイラー・ベイツの書くスコア、好きなんですよ。
例えば、オープニングから何度も流れる女性の声がフィーチャーされた曲「Two Perfect Moments 」はタイラーのスコアです。他にも既存のグループの歌に混じり、タイラーの印象的な曲が流れます。劇伴っぽくないのがいいんだよなぁ。
袋叩きにあうシーンで流れるのはエリック・カルメン「It Hurts Too Much」です。
70年代後半以降、売れていましたね。
この曲は1980年に発表されたアルバム「Tonight You're Mine」のリードトラックで、邦題は「悲しみTOO MUCH」、トシちゃんの曲みたいなタイトル(笑)
サラがフランクと結ばれるシーンで流れているのがチープ・トリック「If You Want My Love」
いいですね、チープ・トリック。
この曲は1982年発表の「One On One」というアルバムに入っているパワーバラードで、「永遠のラブ・ソング」という邦題でヒットしましたが、ベースのトム・ピーターソンが脱退したこともあり、かつての勢いが無くて失速したんですよね。
チープ・トリックも大好きだったのでフォローはしてましたけど、バンドが復活するのはトムが復帰する1988年までかかり、その時のアルバムが大ヒットした「永遠の愛の炎」です。
それにしても、やっぱりリブ・タイラー可愛いなぁ……。チープ・トリック関係ない……
ということで、やっぱりジェームズ・ガン監督作は面白いです。低予算で面白い作品を作る好見本。こういった振り切った作品をメジャーでもやってしまうんだから、すごい。「スーサイド・スクワッド」もめちゃめちゃ良かったので、よろしければ合わせてどうぞ(^-^)/
