グリパス

スーパー!のグリパスのネタバレレビュー・内容・結末

スーパー!(2010年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

やっぱりジェームスガン好きだわー
幸せだったこと2個しかないのそんなところから始まるもう見捨てることのできない主人公フランクがまぁー見事に親近感湧くなー
あとダサダサイラストのオープニングはやっぱりガンらしいし好きすぎる
嫁を寝取られるところから始まり謎の触手と神のお告げにより力を得たと錯覚する主人公がヒーロー行動をするが世間からは悪漢とされ名指しにされる
これって多分現実にヒーローが居たらそうなるよ
そんなアンチヒーローものとしての面白さが爆発してる
それでも犯罪を懲らしめていることを知ったらヒーローだと崇める
暴力で解決しても相手が犯罪や悪だったら許されるのかそしてその悪の大きさが割り込みでも殺人を犯した犯罪者と同じ罰を受けなければならないのか
そんな問いかけを受けているみたいですごい考えされられる映画で面白い
あとは単純にグロいのと造形のダサい感じがやっぱり好きだしガン監督のコミック好きを感じられたのが嬉しい
それでも最後はヒーローとは何かを問いかけるようなテーマ性が描かれていてゾッとした
たしかに普通のアメコミ映画は世界を壊すヴィランだから将来的には消してたほうがいいけどケヴィンベーコンのヴィランを消しても世界は良くなるかは現時点ではわからないけどそれでも自分が正しいと思うことをするのがヒーローかと思ったらこの映画は本当にアンチテーゼとして素晴らしい
そしてラストはヒーロー的行動をしたおかげでサラが子供を作ることができたと未来にならないとわからないその葛藤と幸せなことをたくさん見つけられるできるようになったフランクは本当にヒーローになったと思うとすごい
リビーの若い感じはアメコミ映画に出てきそうなやつだしこういう正義感ぶってる人ってやばいなーと思う描写が本当にすごい
役者さんの演技も本当に素晴らしかった
アメコミ映画見てる人は絶対に見たほうがいい
最後はあたたかい気持ちで終わるのけども切ない気持ちになるのさすがだわ
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