どらこ

スーパー!のどらこのレビュー・感想・評価

スーパー!(2010年製作の映画)
2.9
エレンペイジ目的で鑑賞。

自分をスーパーヒーローだと思い込む中年のキモいおっさんが主人公。

イメージとしてはキックアスをもっとキチガイにしてつまらなくしたような作品。

レンチで相手が死ぬまで殴りつけたり、コンクリートブロックを上から落とし頭を粉砕したり、ヒーロー物にあるまじき残虐な成敗方法が面白い。
その上、自分の行動は確実に正しいことを行っていると盲信する様は終始狂気に満ちていて、底知れぬ恐怖を与えてくる。
真性のキチガイとはこういう奴のことをいう。

主人公が悪役にしか見えないのは言うまでもない。


これコメディ風に描かれてるからまだ楽しげな雰囲気があるけど、
「自分をヒーローだと思い込んだ、統合失調症の男による無差別大量殺人事件」としてサスペンス調で描かれていたらもっと面白そう。
ってか実際にそういう事件起きてそう。



あとはまぁ、OPのアニメが中々いい感じ。
触手で頭を切開するシーンがやたらリアルでグロかった。


基本的に笑ったシーンは一つもない、少し退屈な映画でした。
どらこ

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