☆マッド・ハイジ公開記念：多分インスパイアされてる「さそり」過去レビュー
脱獄した女囚701号、松島ナミ。彼女は加藤代議士を殺害しようとして再び逮捕された。刑務所長・黒沼、主任看守・梶木は対立しながらも彼女を厳しく監視することを決意する。
➖➖➖➖➖
松島ナミは、元看護師。フィアンセだった医師・西田を院長・加藤に殺された過去を持つ。その恨みを胸に、政界に出た加藤を襲ったのだった。刑務所に戻った彼女を待っていたのは、同房女囚たちの激しいリンチ。これは梶木が女囚たちを買収して行ったものだった。そんななか、刑務所に新しい保安課長・田村が着任。まるで暴走族のような出で立ちの田村は、綱紀粛正のため所内の不良女囚たちを拷問。そこで不正が明らかになった梶木は謹慎処分となるのだった。梶木とナミは特殊房に入れられ、手錠で繋がれる。脱獄の機会を狙う2人だったが…
「新・女囚さそり 特殊房X」。
シリーズ6作目。監督はシリーズ助監督から5作目で昇格した小平裕。3代目さそりを演じるのは夏樹陽子。梶木役が地井武男で、田村役は舘ひろし。看守同士の対立構造が斬新。それも善悪というわけじゃなく、小悪vs大悪という感じ。ナミと梶木がやがて奇妙な友情で結ばれていくのが面白い。舘さんのダーティ役も珍しいよね。人質に取られたり足挫いたり、見た目だけのダメ看守だったことが後々発覚^_^
