公開当時、劇場で鑑賞。
細かくは覚えてないけど、男性監督がこんな気持ち悪くないというか、マザコンみも、歪んだミソジニーも感じさせない女性賛歌映画をとれるのは素晴らしいと思った記憶。
また観たくなって…
舞台となるのはラ・マンチャ 。
監督のアルモドバルの故郷でもある。
登場する女性たちは
数年前に火事で死んだはずなのにひょっこり戻ってきた母 、
その二人の娘、
孫娘、
叔母、
隣人の6人の女…
このレビューはネタバレを含みます
考えずに見れるが、考えて見なくてはいけない映画。
ホラーサスペンスかと思いきや、家族の、許しの映画だと感じた。視聴者をそうやって取り込むのが上手い。
場店の仕方がオシャレ。
風車、風が不気味だった。…
学校の授業で鑑賞。
強く美しく逞しく、信念を貫き生きる女性たちが輝いている。母と娘、そして女性の物語。
女性として共感できる部分が多く、感情移入しながら観ることが出来た。
ミステリーでもあるため楽…
(2022.4.20 再鑑賞)
「スペインは理性と本能の間を縫う国だ」とは誰の言葉だったか。アルモドバルは理性と本能、そして幽明の境、キワの部分を丁寧に映し出すのが実にウマい。女系家族を舞台に、しか…
前に一度鑑賞済みだけど、改めて観てみたらその時より遥かに面白く感じられた。ビビッドで強烈なビジュアルとメロドラマの手法で以て、愛憎に塗れつつも力強く生きる人々の姿を描く監督の作家性が、彼の他の作品と…
>>続きを読むアルモドバルの映画の中では母ものとしては最も常識的にきちんと作られた映画でしかもそれが上手く成功しています。さらに幽霊のエピソードなど遊びの部分の演出も浮かずにしみじみとした情緒をかもし出しているの…
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