クリーム

モブスターズ/青春の群像のクリームのレビュー・感想・評価

モブスターズ/青春の群像(1991年製作の映画)
3.9
ホントは、スコア4.0ですが、マフィアを美化してる所と抗争が地味なので-0.2、スレーターがエッロいので+0.1です。
この映画を観てルチアーノにはまった事があります。ラッキー·ルチアーノと呼ばれる事が嫌いだったんですよ。イタリア系移民の子で本名は、サルヴァトーレ・ルカーニア。いかにもなお名前。アル・カポネより少し後の世代で、同じくイタリア系のコステロ、ユダヤ系のランスキー、バグジーらと禁酒法時代に密造酒で儲け、のしあがり、当時のドン、マッセリアとフランザーノを敵に回しアメリカのマフィアを纏め上げていく、サクセスストーリー。全員実在した大物マフィアで、4人が同じ時代に仲間として築き上げて来た絆が見られる大変貴重な作品です。マフィア同士の抗争などは地味ですが、実話でこの4人の若い頃の繋がりや友情が見られるのは、お宝映画です。



ネタバレ↓



チャーリーが、フランザーノから、ランスキーとバグジーを殺せと命令され、断るのですが、この時フランザーノから半殺しの目に合わされます。そして、この辺りから、話が加速して行くのですが、騙し合いに裏切り合いのマフィアの世界で、信じ合える仲間がいた事や4人が役割分担をしていた事が大きく、2大ボスのマッセリアとフランザーノを亡き者にする事が出来たのだと思います。
チャーリー達がフランザーノを窓から吊るして落とすシーンは、好きなシーンです。積年の恨みを同じ形で返す。ホントかどうかは、わかんないけど。

スレーターとデンプシーが若くて、めっちゃ格好いい。コステロ役のマンデロアは『SAWシリーズ』に出てました。それから、ダンブルドアが、ドン·フランザーノです。ギャップがありますが…。この映画を観るきっかけは、スレーターでしたが、暫く『サルヴァトーレ・ルカーニア』についての本を読み漁りました。

フォローさせて頂いてる方のレビューを見て、久しぶりに観てしまいました。やっぱり、好きな映画です。
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