メイマーツインズ

モブスターズ/青春の群像のメイマーツインズのレビュー・感想・評価

モブスターズ/青春の群像(1991年製作の映画)
4.2
【隠れた傑作⁉︎シリーズNo.38】

《俺たちの友情は、血に染まった暗黒街で育まれた…》

前回レビュー作”バグジー〟の流れで、実在した4人の伝説的ギャングたち(ルチアーノ、ランスキー、バグジー、コステロ)の固い絆で結ばれた青春時代を描いた今作が無性に観たくなり…
ソフト所有で再鑑賞。


1930〜1950年代のアメリカ裏社会を牛耳り、マフィア組織を近代化し、”ドンの中のドン〟と恐れられた伝説のマフィア、チャーリー”ラッキー〟ルチアーノ。
そんな彼が頭角を現すまでをダイナミックに描いた物語。

クリスチャン・スレーターが若き日のルチアーノを熱演。彼の低いボイスがルチアーノのイメージによく合っている。

実話を基にしてあり、拷問され顔を切り裂かれたエピソード、バグジーやランスキーとの関係性、ラストシーンではあのアル・カポネを格下扱いしてるなど、ギャング映画好きにはたまらない内容だ!

家族、仲間をとても大事にしたルチアーノ。父親の仇を忘れず、時が来るのを待ち、15年かけて復讐する。まさに”臥薪嘗胆〟を地で行った男だった。
時の感情に身を任せず、信念を貫く彼の男としての”生き様〟。

”ゴッドファーザー〟のモデルとなったヴィト・ジェノベーゼは、ルチアーノのNo.2だったとか。

ギャング映画好きには間違いなくオススメできる隠れた傑作です!