とびん

神童のとびんのネタバレレビュー・内容・結末

神童(2006年製作の映画)
3.1

このレビューはネタバレを含みます

天才的なピアノ演奏者と、凡庸な主人公のヒューマンドラマ。

雰囲気だけは好き。
あとは何もない。
この頃のアングラ邦画って、文学的で、台詞にしすぎない感じが好きなんだよね。
ただ、中身はなにもないんだけど……。

仕事しながらだったから、ながらで見ました。
『神童』というタイトルだったが、神童だからなに?と思ってしまった。
ピアノのこと好きではないけど、父親や松山ケンイチ、自分が大事だと思っている人とのつながりとしてピアノがあるから弾いているというのはわかった。が、彼女が神童である必要性や意義を全く感じなかった。
最後、彼女は耳が聞こえなくなって、自分の妄想の中では音が聞こえているということだろうか。
多分そういうことだと思うんだけど。
最後、付き添いの男の子も、ピアノの音が聞こえた感じでもなかったし。

中身がなかったからこそ、仕事のながら作業で見れてよかった。
いや、内容が薄っぺらいというか、とっ散らかっていてい何を伝えたいのかわからなかったんだなあ。
松山ケンイチが凡人で、神童の真似をしたら音楽学校主席っていうね。
それだったら、よき指導者がいればこの世は天才ばかりになってしまうのですが……。
そして、彼の立ち位置もよくわからなかったし……。

でもおかげでながら作業で見れたからよかった。
このくらいの邦画をまた見ようかな。
とびん

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