片腕ファルコン

ふたりの片腕ファルコンのレビュー・感想・評価

ふたり(1991年製作の映画)
3.1
僕の人生ベスト10に大林宣彦監督の長編デビュー作『HOUSE ハウス』が入っております。あの普通じゃない非現実的世界観がたまらなく好きなんす。この『ふたり』はジャケからしてテイストが違うんだろうと敬遠しておりましたが…基本的には大林宣彦ワールドでしたね!!

不思議ちゃん・石田ひかりが死んだ姉の亡霊と共に成長していく青春ファンタジー。姉・中嶋朋子の死にっぷりがスゴイ!!ファイナルデッドコースターも真っ青ですよ!!『HOUSE ハウス』の時の名残が全然抜けてなかった!!

割と序盤のコンサート会場と花火の合成もこれまた違和感ありまくりで一番好きなシーン。

そこからだんだん映像、内容共に普通になってきてしまった印象。展開はちゃんとあるし2時間半の長尺、最後まで見れるんですけど、ブッとび展開がなくなってしまったのは個人的には非常に残念。。

ドラマの美味しい所取り総集編って感じもしなくもない。

それにしても大林宣彦監督は女性を可愛く撮るのが上手い!すっかり石田ひかりに魅了されましたよ。。