koki

硝子のジョニー 野獣のように見えてのkokiのレビュー・感想・評価

-
芦川いづみ目当て。
初っ端から見たことなかったような彼女の表情連発で驚く。
アイドル映画って感じで、これはこれでたまにはいいか(あとぶっ飛んだ会話の返し多くて面白いし)となっていたら、
中盤以降はそれまでの行いのツケが回ってきたかのように人物たちが迷子状態に、底の方に落ちていく。
芦川いづみの泣き演技はぎりぎり耐えられるレベルであるが、ラストの結末含め落とし所はわりとしっくりきている。
孤独から助けを求めるように手を伸ばし、仮にそこに向かいから手が触れたとしても、それは別にあなたのために差し出された•あなたを助けるためのものではないということ。
みふねは最後までそれを分からず、ジョーも黒服の男も一対一の関係に執着する傾向があり(やはりこれだと年を取るごとに無理が出てくる)、、

フェリーニの道より好き。

なんか本作はあまり芦川いづみが魅力的じゃないなと思っていたら(前に観たのは『しろばんば』)、彼女の魅力の一つだと思っている首筋の美しさが髪型の問題で見れないからだと終盤で気づいた。
(南田洋子の方が魅力的だった)

去年大阪でやった彼女の特集を今年東京でもやってほしい
koki

koki