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アーサーとミニモイの不思議な国のadeamのレビュー・感想・評価

1.0
リュック・ベッソンが自ら書いた児童文学シリーズを映画化したファンタジーの第一弾。
祖母と暮らす家が立ち退きの危機に見舞われた少年アーサーが、庭の地下にある小人族の世界に亡き祖父が隠したお宝を探す冒険に出る物語です。
実写と3DCGを組み合わせていますが、人間の世界と小人の世界で明確な使い分けのルールがあるので違和感なく受け入れられました。
元々ベッソン作品はバイオレンスを取り除けば少年の妄想のような内容だったので、今作がいわゆるダークファンタジー的な方向ではなく、真っ当な子ども向けの冒険譚になったのは自然な結果だったのかもしれませんが、退屈でありきたりなストーリーと子ども受けするとは思えないキャラクターのデザインでは、残念ながら童心に帰って楽しむことはできませんでした。
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