ふぁ

恋人たちの食卓のふぁのレビュー・感想・評価

恋人たちの食卓(1994年製作の映画)
3.0
冒頭の調理シーンは料理するモチベーションにつながって良い!手際良く食材を刻んで油で揚げて......プロ仕様かと思われる調理器具にテンションあがるよ〜。

あんなに豪華な食卓だったら、私は大喜びニッコニコになってしまうと思うが、この家族はいつも深刻そうでどよんとした雰囲気で食事にのぞむ。
生まれた時からの習慣だと、ありがたみも薄れるし、お父さんには困ったもんだよってなるのかも。でも不器用なお父さんの用意する、せめてもの家族の時間なんだよね。

三姉妹は長女気質、中間子気質、末っ子気質が出ていて、面白かったりつれ〜な〜と思ったり。
でも娘達が思うより、お父さんは元気で人生エンジョイしてるのが後半の大告白ではっきりして、度肝を抜かれる。

娘からしたら複雑な心境だろうが、お父さんのことは心配しなくていから、お前はお前の人生を生きろ!っていうことでしょう。

温さんの死に様は泣きゃいいんだか、笑えばいいんだか。

恋人たちの食卓ってタイトルもいいんだけど、
原題の飲食男女がストレートで好き。
ふぁ

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