一寸先の光と闇
1998年 スペイン作品
アナ(ANA)とオットー(OTTO)
上から読んでも、下から読んでも
アナとオットー
「逆さ言葉の名前は幸運の印」
少女期に最愛の父を失ったアナ
青年期に最愛の母を失ったオットー
偶然の出会い
その後の成長と恋
別れと再会
古い家族と新しい家族
親子の確執と和解
二組の親子
少年と少女の成長奇譚
今の出来事に、過去の思い出や幻想が入り交じるのが面白い
スペイン人のオットーがドイツ系の名前である由来は、第二次大戦のゲルニカ爆撃での祖父の体験に拠る
スペインとドイツ
国家間の確執と和解も滲ませる
「命は循環、いつかは消える」
少年オットーが紙ひこうきに記した“人生のテーマ”は何だったんだろうか
いつかは消える命の対義、“永遠の愛”を記したんだろうか
真夜中に太陽が沈まない街ラップランド(フィンランド)で、アナの瞳に映ったものと映らなかったもの
逆さ言葉を名にもつ二人の幸運とは、果たして何だったんだろうか