舞台は基地の街横須賀。
戦後の混乱期、まだGHQが徘徊しているころ。
この街にうごめく欲まみれの小悪党たち、
そんな人間の姿を赤裸々にコミカルに描いた、
今村監督が言うところの重喜劇。
ひとりの女性…
孤狼の血でも豚に人を食わす描写があったが、こちらは更に上を行き、その豚をまた人が食い、豚肉の中から死人の入れ歯が出てくるという…。まあ無茶苦茶ですわ。
喜劇のようで、どうしても底辺から抜け出せない…
ここんとこ見ている日活映画、面白いけどヘンテコなのは鈴木清順のせいだと思ってた。幕末太陽傳は普通に傑作だし。でも今回の今村昌平も変だった。なんじゃこりゃ。
米国基地の横で女は娼婦、男は(というかヤク…
本当に豚と軍艦だった。
今村昌平監督による重喜劇の開幕を告げる作品。
日本の社会の底を見ているよう。常に禍々しい。
モノクロ映像と姫田真佐久の冴えたショットの数々。日産生命をバックにした丹波哲郎の列…
原題『豚と軍艦』(1961)
監督 : 今村昌平
脚本 : 山内久
撮影 : 姫田真佐久
編集 : 丹治睦夫
音楽 : 黛敏郎
出演 : 長門裕之、吉村実子、他
在日米軍基地の町・横須賀市を舞台…
黛敏郎の音楽が何より本作の精神性を表現しているようだった。
勇ましく底抜けに明るいが、明らかにアメリカ国家や軍歌を彷彿とさせ、米軍基地のある横須賀を象徴するようである。
以前横須賀に旅行した時に通…
AmazonPrimeVideoにて
ある人から、横須賀に住んでいるなら
観てなきゃと言われ、PrimeVideoで
観れるようなので見た。
映画の内容としてはなんだかな・・・
まぁ、横須賀は今も…
米軍基地のある横須賀で軍人相手の売春宿を仕切っていた暴力団が手入れを食らって代わりにやりだしたのが豚の飼育。チンピラのきんた(長門裕之)が任されるのだが・・・・。アメリカのおこぼれで暮らしていた日本…
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